上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
お店でイベントの際に酷使されているKLX125が先日のKAZEモトクロス運動会(雨)でとうとうクラッチが滑って走行不能となってしまいました(泣)
なぜかオフロードのイベントになると天気が悪くコースもマディばかりで半クラを多用しすぎたからでしょうか・・・。
と、いう事でクラッチカバーを開けてみると・・・

異臭と共にこんな状態のものが現れました。
思ってた以上に凄い状態でちょっとビックリ・・・。
さらに分解していくと・・・

いちばん外側のフリクションプレートなんて、溝が無くなってます・・・。
スチールプレートも真っ黒く焼けちゃってます・・・。
クラッチを全バラにして並べてみました。

凄いヤラレっぷりです。
ちなみにクラッチスプリングの自由長を測ってみると36.7ミリでした。
サービスデータを見ると、標準値が40.20ミリ、使用限度が38.4ミリとなっていてこのスプリングは限度を超えていて全然ダメです。プレート等も使用限度値の状態になってました。
と、いう事でクラッチ板、スプリングを交換です。
新品パーツと比べてみると・・・

こうやって比較してみると違いがよくわかりますね。

次に重ねた状態にして全体の厚さを測ってみると・・・
新品に比べ約1ミリ程薄くなってました。

スプリングなんてこんなに縮んじゃってます・・・。
まるで違うスプリングでも入ってたかの様な縮み具合です。
いかに悪い状態だったかが判ったので、あとは使うパーツをきれいに洗浄して組み付けていきます。

元々はこんなだったんですね(笑)
これでクラッチのメンテナンスは完了しましたが・・・
車体のチェックをしていたら今度はリアホイールのベアリングがガタガタしているのを発見しました。

ダメになったベアリング
シールベアリングで水などは入りにくい構造ですが・・・

ベアリングのシール部分をペコッと外してみたら、中に入っていたグリスが水や泥などによって固まって内部が錆びてました。
悪天候による泥だらけになる頻度が高いので、両脇のオイルシールのリップ部分もダメになって泥や水などを防ぎきれなかったのでしょう。
こういう使い方であれば定期的にメンテナンス、交換するパーツですね。
これでとりあえず復活したKLX125です。
次の出動するイベントではぜひとも快晴であってほしいと心から願っております・・・。
モトショップ功和 世田谷店 TEL 03-3412-6161
スポンサーサイト
テーマ:バイク屋さん日記 - ジャンル:車・バイク