モトショップコウワ 地元世田谷の話とバイクの話を綴って・・・

バイク好きのMS功和スタッフが日々の日記を書いていきます。 ツーリング、ライディングスクール、林道、オフロード とスタッフの趣味は多種多様! メモ的感じで書く事もありますのでご了承!

Ninja1000のエンジンバキューム同調調整

4気筒エンジン等で走行距離10000キロ位になると、アイドリングがばらついて安定しなかったり、スロットルを開けた際の滑らかさが無くなって、新車時よりも振動が出てきた。なんて車両が意外とあったりします。
同調がずれてきているのも原因のひとつなので今回は車検で入庫した10000キロ位走行のNinja1000で同調のチェック、及び調整をしてみました。

車検時や定期点検の時などタンク、エアクリーナーを外す時などにやると単品でやる時よりもついでにできる作業なのでお得です。
多気筒エンジンになるとアイドリングからスロットルを開けた時のレスポンスが良くスムーズにまわっていくのが、バキューム(吸入負圧)が気筒ごとにずれてしまうとギクシャクして走りにくい、低速域のトルク感が無くなった・・・なんて感じるのを調整していい状態にします。

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エアクリーナーボックスまで外して、バキュームゲージのホースを車体側の取出し部分につなげて測定すると・・・

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2番だけがやけに低いですね。
各気筒ごとにエンジンの動き具合は違ってくるので、だんだんとこの様にずれていってしまったのでしょうか?

これをアジャストスクリューで調整して4つとも同じ負圧値にしますと・・・
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こうなります。メーカー規定値はアイドリング時で40.7±1.3KPaとの事なのでバッチリ4気筒が揃いました!
揃ってくるとばらついていたエンジン音が滑らかになっていくのがわかり、振動も減り、スロットルレスポンスもかなり良くなりいい感じです。

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エアクリーナーも汚れているので交換します。10000キロ走行だと結構汚れてます。

同調調整、エアクリーナー交換をしたので、車検もあるので排気ガスの検査もしてみました。
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基準値はCO(一酸化炭素)3.0%以下、HC(炭化水素)1000ppm以下に対し、CO1.78%、HC134ppmと基準値を大きく下回っているのでばっちりです。エアクリーナーの詰まりや、同調の狂いによって排気ガスの濃度も変わって基準値を超えて車検に通らないって事もありますので今回の作業は意外と重要だったりします。

こういうエンジンの動きのバランスを調整するのは、長く乗れる事にもなりますのでお勧めです。


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(有)モトショップ功和
〒155-0033
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FAX 03-3412-6140
E-mail mskouwa@dd.iij4u.or.jp
HP http://www.ms-kouwa.co.jp







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ゼファー750エンジンオーバーホール

ゼファー750の10万キロ超え走行の車両が入庫しました。
定期的に入庫してメンテナンスしていた車両ですが、オイル消費が激しくなってきていたのでエンジンを開ける事になりました。
開ける前にプラグをチェックしてみますと・・・
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オイルが焼け固まっていて、2ストみたいな状態です。
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マフラーを外してEXポートを覗いてみると、ここも同様な状態です。

ヘッドカバーを外してカムシャフトなどチェックです。
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直打式カムはかじりも無くきれいですね。カムチェーンとカムスプロケの位置関係もこうやって記録しておきます。カムチェーンが伸びていたりすると刻印とヘッドの面との位置も車両ごとに微妙に違ってたりするので組む時に迷わないですみます。

ヘッド、シリンダーと一気にばらしていきます。
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オイル上がり、下がり両方おきていた様でオイルが炭化して固着してます。
EXポート部にある2次エア導入の穴が塞がってしまってますね。(黄○部分を比較すると)

ヘッドからバルブを外します。
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INバルブはしっとり、EXバルブはカリッカリッに焼けて傘部に蓄積してます。

ピストンとシリンダーとのクリアランスがどの位大きくなっているのかをシリンダーボアゲージとマイクロメーターで測定します。
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規定値は0.04~0.06ミリ程なのですが、この車両は大きい所で0.1ミリ近くあったと思います。
なので、オーバーサイズピストンにして、シリンダーもボーリングする事となりました。

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今回はオイルパンを外して、底に溜まっている汚れ、エンジン腰上をばらした際入り込んでしまう外側の砂等のゴミを掃除します。
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全バラしして各パーツ洗浄するのが理想ですが、腰上のみの整備の時は最低限この作業をして対処するのが良いかと思います。

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ピストンを0.5ミリオーバーサイズにして、シリンダーボーリング、バルブも新品にしたのでヘッドのバルブシートカット、摺り合わせをして組み立てていきます。燃焼室部やポートに蓄積したカーボンも取ってきれいになり、2次エア通路の穴も広がりました!
ついでにポート部分が結構バリや鋳型の跡?などで凸凹しているので、軽く研削して滑らかなポート形状にしました。これだけでも結構効果ありますね。

組み立てる準備ができたのであとはどんどん組み立てていきます。
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エンジンはあっという間に完成です(写真を撮ってなかったので・・・。)

キャブも相当汚れているので洗浄します。
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吸気側は吹き返しなどで真っ黒です・・・。

きれいになったキャブを取付けエンジン始動、同調調整などエンジン調整して完成しました。
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アイドリングも安定して回転数を下げてもなかなか粘っています。吹け上がりも軽く、何といっても白煙を吐かなくなってけむく無いのがとてもいいですね(笑)
販売終了している車両なのでこうやって復活させるのも良い方法だと思います。

 
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ホンダズーマー駆動系修理

当店は原付からビッグバイクまで幅広くやってますのでこの様な修理もしています。
と、いう事で今回は原付スクーターネタです!

30キロ位でエンジンから変な音がする、という事で入庫したホンダズーマー。
どんな感じなのかエンジンを吹かしてみても、それ程変な音がするようでもなかったので試乗をしてみたけど・・・音は外装のビビり音しか聞こえません。
しかしそれとは別におかしい部分があり、変速がうまくいっていない様で加速しないという症状がみられました。
異音以外にも何かありそうなので、左側のエンジンカバーを外してドライブベルトなどを確認してみると・・・。
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かなり汚れてます!!
そして各部をよーく見てみると・・・
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前側のプーリーを止めるナットが緩んでいてプーリーもクランクシャフトから外れかけてカタカタしています・・・。
さらに後側をばらしてみると・・・
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1ヶ所爪が折れていてその破片が受け側の樹脂部分にめり込んでしまっています。
ここの部分が本来はスライドして変速していくのが、引っかかってスライドしなくなり変速できなくなっていたようです。

CIMG7243.jpg
新品と比較してみると、よくわかります。

前側プーリー部の緩んでガタガタになっていた所のクランクシャフトのスプライン部分とネジ山部分は、削れて馬鹿になりかけていましたが、修正して何とか使えるようにしました。
修正できなかったらクランクシャフト交換となって費用が倍以上になるところです・・・。

と、いろいろ不具合部分があったので、駆動系はほぼ全交換となりました・・・。

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きれいに洗浄して部品を組み込みます。
フロントプーリー部の固定ナットもきっちり締め付けるとシャフトが少し突き出るようになります。(緩んでいた時はへこんでましたね。)

これで完成です。試乗してみると、今までと全然違う加速でスピードもどんどんと伸びていくようになりました。
本来のズーマーって感じです(笑)

50CCでも構造は大きいバイクとほとんど変わらないものです。
法定12ヶ月点検時にこの部分も点検していますので、そういう時期かな~?という方はぜひお持ち下さい!!
修理(壊れたらやる)ではなく整備(壊れないように予防、対策)をする様にした方が費用も抑えられて、長く乗る事ができますよ(笑)


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KLX&Dトラッカー125のサイドスタンド取付部改善対策

KLX125とDトラッカー125でメーカーより改善対策情報がでました。

『サイドスタンドブラケットをメインフレームに取り付けている溶接部の強度が不足しているため、走行時の振動等により溶接部に亀裂が発生するものがある。そのため、そのままの状態で使用を続けると亀裂が進行し、最悪の場合、駐車中に溶接部が破損し、車両が転倒するおそれがある。』
との事です。
サイドスタンドの付いているフレームの溶接部がもげてしまいスタンドが使えなくなってしまうようです。
実際に同型であるKLX150Sに乗っている当店のお客様のこの部分がもげてしまい、溶接して修理した事がありましたね(笑)

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写真のここの溶接部分に亀裂が入ってしまうようです。
2枚目の写真は裏側から、3枚目は下側部分です。この車両は大丈夫そうです・・・。

CIMG7467.jpg
改善対策部品です。

CIMG7474.jpg CIMG7476.jpg
取付けるとこんな感じになります。
補強プレートがステップ取付部分から伸びているので丈夫そうです。

乗っている方は対象となっているかをご確認下さい。

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燃料ホースの点検・・・

ついこの間、販売店用のカワサキのオンラインシステムで見たサービス情報がちょっと気になりまして、これは一般ユーザーの方にも知っておいていただいた方がいいかな?と思ったので、一部抜粋してお知らせします。
この記事は何年も前からサービスニュースとして出ていて今でも再掲載させる位なので重要な項目なんでしょうね。
(ガソリン漏れに関する事なので当然ですね。)

新車の時には取説と一緒に付属されているメンテナンスノートというのがあってその中に掲載されている内容です・・・

『燃料ホース交換のおねがい
一般的にゴム部品は古くなると硬くなり、もろく切れやすくなります。燃料ホー
スは、ガソリンが入ったまま長期間放置されると、ホース内の劣化したガソリン
成分がゴムの性質を変化させ、ホース内面を硬化させ劣化を促進させます
ので、5年を目安に交換してください。
くわしくはカワサキ正規取扱店にご相談ください。』
との事です・・・。

20160303105910_00001_R.jpg
軟らかかったゴムホースも経年劣化でプラスティックの様な硬さになってこの様にヒビが入ったり、変形、亀裂が生じたりします。


実際に整備していてタンクを外した時にガソリンが漏れた跡があったりしてどこからかな?と探してみたら燃料ホースが硬化してパキッ!って感じで切れていたりするのを何度か見た事があります。
中古車で買ったりしてメンテナンスノートが無かったり、整備履歴が判らなかったりすると、こういう情報も一般ユーザーの方には知られる事も無いのでこの様な状態になって修理って事になったりします。
ガソリンなので漏れた所に火でも点いちゃったら・・・って事を想像すると・・・。
恐ろしいですね・・・。

新車から乗っている車両だったら2回目の車検時に、不明な車両は気になったら点検しに来て下さいね。
その他にもメーカー指定の定期的に交換する部分などありますので合わせてメンテナンスする事をお勧めします。


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